花びしホテル​

Japan > Hokkaido > Hakodate

函館のぬくもりと共に70余年 〜花びしホテルが紡ぐ、温泉とおもてなしの物語〜

北海道・函館——異国情緒と和の伝統が交錯するこの港町で、ひときわ深い歴史とぬくもりを感じさせる宿がある。湯の川温泉に佇む花びしホテルだ。創業70余年、地元の人々から“老舗の花びし”と呼ばれ、今なお地域に愛され続けている。

地元とともに育んできた、唯一無二の「おもてなし」

「私たちは函館で生まれ、函館に育てられました」 そう語るのは、ホテルの広報担当・佐々木さん。スタッフの多くも地元出身者で、道南弁のやわらかな響きが、訪れた人を自然とリラックスさせてくれる。ホテルの随所に感じる“函館らしさ”は、観光パンフレットでは味わえない、この街の空気そのものだ。 地元の食材をふんだんに使った料理、旬の魚介に彩られた会席膳、そして訪れるたびに少しずつ表情を変える和の設え——すべてが「函館とともに歩んできた」という言葉の重みを裏付けている。

350年の歴史を誇る名湯「湯の川温泉」に身を委ねる

湯の川温泉の歴史は1650年に遡る。松前藩主や幕末の偉人・榎本武揚もこの湯に癒されたと伝えられる。花びしホテルでは、1階と7階に趣の異なる大浴場を備え、館内で湯めぐりが楽しめるのも魅力の一つだ。 湯けむりの向こうに広がる函館の空。じんわりと身体の芯から温まる湯の力に、旅の疲れが静かにほどけていく。現代人にとっての「湯治」とは、まさにこうした時間なのかもしれない。

食の宝庫・函館を味わい尽くす、至福の一皿

北海道といえば“美食の宝庫”。花びしホテルではその魅力を余すことなく表現している。伝統的な郷土料理を基盤に、地元の旬を生かした創作和食の会席膳。一皿ごとに季節と風土が語りかけてくるような料理の数々は、旅人の心を掴んで離さない。 取材時に提供されたのは、夏の道南産アスパラガスを使った先付に、活きのいいウニと帆立の冷製小鉢、そして函館名物・イカを使った繊細な一品料理。どれも丁寧な仕事が光り、食通をも唸らせる味だった。

和と洋の調和、心やすらぐ空間

花びしホテルのもう一つの魅力は、その多彩な客室にある。純和風の和室はもちろん、2024年6月にリニューアルされた和モダンツインは、和の落ち着きと洋の機能性を見事に融合。露天風呂付き客室やバリアフリー対応の部屋もあり、どんな世代・スタイルの旅人にも寄り添う工夫が随所に見られる。 畳の香り、障子越しのやわらかな光、静かな夜。そこには「泊まる」以上の価値がある。ここで過ごす時間そのものが、旅のハイライトになるはずだ。

〜函館の文化と人情が息づく場所〜

「お客様の幸せづくりのお手伝いをするのが、花びしホテルの幸せ」 この言葉に、創業以来の変わらぬ想いが詰まっている。観光地としての函館を楽しみながら、もう一歩踏み込んで“暮らしの延長線にある函館”を感じたい人にこそ、花びしホテルはふさわしい。 歴史ある温泉と、心からのおもてなし。花びしホテルは、函館という町の優しさそのものだ。 次の旅では、あなたもその“ぬくもり”に触れてみてはいかがだろうか。