NIPPONIA HOTEL 函館 港町

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赤レンガに宿る記憶 〜NIPPONIA HOTEL 函館 港町で過ごす、静かな時間〜

函館港のすぐそば。石畳と潮風が心をほどくこの街に、歴史ある赤レンガ倉庫を改修したホテルがある。NIPPONIA HOTEL 函館 港町。重要伝統的建造物群保存地区に位置するこの宿は、使われなくなった倉庫建築を全9室の宿泊施設へと蘇らせた。かつて物流の拠点として賑わった赤レンガの空間に、今は北欧のシンプルで温かみのあるデザインが息づき、旅人を静かに迎えてくれる。

赤レンガと北欧デザインが織りなす、9室のやすらぎ

全9室の客室は、それぞれが異なる意匠で仕立てられ、赤レンガの重厚な風合いと、北欧の柔らかな空気感が心地よく溶け合う。窓から差し込む柔らかな光、波音とともに聞こえてくる港の息遣い。空間の設えには木目やファブリックの質感が活かされ、時を忘れて“こもりたくなるような居心地の良さ”を演出する。
旅のスタイルに合わせて選べる3つのグレードが用意されており、それぞれが非日常をやさしく包み込む。

手仕事が息づく、上質なインテリア

この宿の魅力は、ただのリノベーションにとどまらない。クリエイターの手によって選ばれた家具や調度品は、空間全体に洗練された高級感落ち着いた温もりをもたらしている。赤レンガのテクスチャーが壁の一部として残されており、ふと視線を向けるだけで歴史の重なりが感じられる。ここでしか味わえない、特別な時間が流れている。

港町の記憶を味わう、北欧フレンチのレストラン

ホテルに併設されたダイニング、レストラン ルアンでは、函館和牛や北海道産の魚介をテーマにした北欧スタイルのフレンチが提供される。誕生日や記念日など、特別な日にふさわしい料理とサービスが揃い、赤レンガのダイニング空間でワインとともに味わうひとときは、記憶に残る体験となるだろう。

波音とともに過ごす、静寂の贅沢

NIPPONIA HOTEL 函館 港町が大切にしているのは、ただ泊まるだけの宿ではなく、“港の記憶と旅人の感性が交差する場所”としての存在。耳を澄ませば聞こえるのは、波音と、歴史が語る静かな声。華やかさではなく、静けさと余白に心をゆだねる——そんな時間こそが、ここで過ごす最大の贅沢である。